本記事では「Looker Studio(旧 Googleデータポータル)」の利用を検討されている方、あるいはちょうど始めたばかりという方向けにLooker Studioの具体的な使い方を5ステップで紹介します。豊富なキャプチャ画像で解説していますので、本記事を見ることでLooker Studioの使い方がイメージできます。
2022年10月、GoogleデータポータルはLooker Studio(ルッカースタジオ)に名称変更しました。当ブログ内で随時新素材へ変更中でございますが、記事内におけるLooker Studio(旧 Googleデータポータル)の説明内で一部旧データポータルのインターフェースが掲載されている場合ございます。ご了承いただけますと幸いです。
Looker Studio(旧 Googleデータポータル)の使い方5ステップ
Looker Studio(旧 Googleデータポータル)の使い方紹介前に前提情報を整理します。Looker Studioの利用にはGoogleアカウントが必須です。Googleアカウントがまだない方はまずはGoogleアカウント作成からはじめましょう。
それではSTEP1から使い方を解説していきます。
STEP1.GoogleアカウントからLooker Studio(旧 Googleデータポータル)へログインをする
まずはGoogleアカウントからLooker Studioへのログイン方法を紹介します。
Looker Studioのサイトにアクセス。「無料で利用する」を選択します。
初めての場合、現以下の英語ページに遷移しますが気にせず進めます。「USE IT FOR FREE(=無料で使う)」をクリックします。
「USE IT FOR FREE」ボタンをクリックすると、再度Googleアカウントのログインを求められます。再度アカウントにログインすると、マイページ画面が表示されます。マイページ画面は、例えばスプレッドシートやGoogleドキュメントなど他のGoogleサービスのインターフェースと同様に利用したファイルが一覧で表示されます。
STEP2.「作成」からレポートを作成する
アカウントが無事作れたら、次にレポート作成をします。基本的なレポート作成の方法を紹介します。マイページ左上の「作成」ボタンをクリックします。
タブメニューが表示されます。今回は「レポート」をクリックします。
初めての場合はここで基本情報入力のポップアップが表示されます。「国」と「会社名(任意)」を入力して同意ボタンにチェックします。
続いて、アカウント設定です。通知メールの設定をします。マーケティングメールも含まれるため、各項目において「はい」「いいえ」はどちらでも良いのでご自身の希望を選択します。全ての選択が終わったら「続行」をクリックします。
続いて、レポート編集画面が表示されます。最初にレポートデータソースへの接続を求められます。
STEP3.データに接続する
レポート作成のためには参照するデータソースの接続が必要になります。表示されているデータソースコネクタから接続したいソースを選びます。今回はGoogleアナリティクスを選択してみます。
初めての場合はLooker StudioとGoogleアナリティクスの連携承認を求められます。「承認」をクリックします。
ご自身のGoogleアカウントに紐づいているGoogleアナリティクスのアカウントが表示されます。アカウント > プロパティ > ビュー(表示)という順番で連携させたい項目をクリックして「追加」をクリックします。
もしデータソースに何も表示されない場合はまずはデータソースの権限を取得!
レポートデータ追加の確認ポップアップが表示されます。こちらも問題ないので「レポートに追加」をクリックします。
以下のようにまっさらなレポート作成初期画面が表示されるとデータ接続は完了です。
STEP4.グラフや表を作成する
簡単にグラフや表を作成してみましょう。接続したデータソースの可視化ができます。画面上部のメニュータブ「挿入」をクリックすると、挿入可能な各種パーツが表示されます。可視化したいときはまずこの挿入をクリックすると全体感がつかめれます。
グラフを作るには「挿入」メニューをクリック
例えば、「時系列グラフ」を選択してみます。以下のように瞬時にグラフが作成できました。
グラフの種類を変えるには右側のメニューの「グラフ > 」と書かれたエリアをクリックします。以下のように様々な形式のグラフや表に変更が可能です。
グラフのカラーを変えるには?
グラフや表のカラーもカスタマイズ可能です。右側のコントロールメニューで「スタイル」をクリックするとグラフのカラーや順番など、主に見た目のカスタマイズができます。
データの中身を変えるには?
「ユーザー数ではなくページビュー数を見たい」「日別ではなく月別で見たい」などカスタマイズの要望が出てくるかと思います。これらも右側のコントロールメニューで対応可能です。コントロールメニューの利用方法詳細は別の記事で解説します。
STEP5.レポートを共有する
最後、STEP5では作成したレポートの共有方法を説明します。画面右上に「共有」というボタンがありますのでこちらをクリックします。以下のようなモーダルが表示され、アクセス範囲を選択することができます。
Looker Studio(旧 Googleデータポータル)で共有可能な方法は以下です。
- リンクで共有
- ダウンロードする
- 埋め込む
- メールを送る
リンクで共有
他のGoogleサービス同様、Looker Studioでもリンク共有が可能です。細かく共有権限を設定できます。
ダウンロードする / レポートを埋め込む
「共有」ボタン右側の「▼」をクリックしてメニューを展開します。Looker Studioのレポートをダウンロードや埋め込みが可能です。ダウンロードはPDF形式となります。埋め込みはi frameを利用できます。
メールを送る
Looker Studioはメール配信の設定が可能です。誰に、どのような件名のメールを、いつ、どの頻度で、という細かい設定が可能です。例えば、毎週月曜日の8:00にチームのメーリングリストに送信するということが可能です。
Looker Studio(旧 Googleデータポータル)の使い方に迷ったら確認したいこと
前述の通りLooker Studioはデータを可視化するための多くの機能がある一方で、使い方に迷う場面も多々出てくることが想定されます。そんな時は以下のポイントを改めて確認してみましょう。
レポート作成の目的を改めて考える
Looker Studioでは様々な指標を様々なビジュアライズ方法で閲覧できますが、選択肢が多くてどれが最適解なのかわからなくなる場面も多くでてきます。そんな時は、改めてレポート作成の目的に立ち返りましょう。例えば、ページビューを知るために作った場合はページビューを知るための必要十分な内容があれば要件としてはクリアです。過度なグラフ装飾や多数のグラフフォーマットは不要となるかもしれません。
初心者や使い方が難しい場合はテンプレートを利用することがおすすめ
ゼロから作成する場合は、データソースの加工、レポートのページ構成、ページ内でのレイアウト、グラフデザインなど考慮するポイントが様々あります。このため、まとまったレポートを作るためには知見や工数が一定レベルで必要になります。作成のハードルが高い場合はレポートテンプレート利用がおすすめです。テンプレートフォーマットにデータソースを連携するだけでものの数分で利用でレポートが完成します。テンプレートの利用で一気に工数を短縮できます。
まとめ:Looker Studio(旧 Googleデータポータル)の使い方をマスターしよう
Looker StudioのテンプレートストアDatafolio(データフォリオ)では目的やビジネスに応じたレポートテンプレートを提供しています。数百円から数千円の価格帯で買切り型でリーズナブルに入手できる点も評価いただいているポイントになっています。
テンプレート利用をお考えの際は是非ご検討してみてください。