Googleデータポータルでシステムエラーが出る原因と5つの対処法を解説

データポータルの利用時に、コネクタの実行前後や不適切なリクエストでエラーが起こることがあります。それぞれのエラーには原因があり、対処するにはその理由を明確にすることと、データポータルの仕組みを理解することで、正しい処理が可能となります。本記事では、データポータルでシステムエラーが起きる原因と解決方法、エラーメッセージが出る仕組みや適切な対処方法について解説します。これらを理解することで、ストレスのないデータポータルの活用にお役立てください。

目次

データポータルでシステムエラーが起きる3つの原因

データポータルでシステムエラーが起きる原因は、一般的に以下の3つが考えられます。それぞれ詳しく解説します。

1.コネクタ内部に問題がある

データポータルと、特定のデータのプラットフォームや、システム、サービスにアクセスするコネクタの内部に問題がある場合は、それらとの接続の実行中に起こります。例えば、一時的なエラーやタイムアウトでURL の取得に失敗する、リクエストした期間のデータが存在しない、API のデータが解析またはフォーマットできない、承認トークンが取り消されているなどのエラーが発生します。複数起きたエラーは、それぞれに異なる解決法が必要になることもあるので全て把握しておき、以下の「データポータルのシステムエラーを解決する5つの方法」で説明する手段で対処するようにしましょう。

2.コネクタ外部に問題がある

コネクタの外部に問題がある場合は、コネクタの実行後に起こります。例えば、「getData()」 で3つのフィールドへのアクセスをリクエストしたにもかかわらず、2つのフィールドしか表示されない場合は、外部エラーと考えられます。これは、コネクタは正常に完了しているものの、データポータルのリクエストが実行されていないことになります。外部エラーを解決するには、エラーの詳細情報を確認して、コードのバグや欠陥を発見するデバッグを行って原因を特定する必要があります。エラーの詳細情報を確認するには、管理ユーザーの場合は、エラー メッセージ、エラーの種類、スタックトレースなどが表示されるので、全ての詳細情報を知ることができます。管理ユーザーでない場合は詳細情報は表示されないので、全てを確認したいなら、データポータルApps Script「newUserError()」を使うことで解決します。

3.データポータルに問題がある

コネクタではなく、データポータル自体に問題があるケースも想定されます。例えば、日時のディメンションが無いデータソースを利用して時系列グラフを作成しようとすると、エラーとなります。このような場合は、以下の手段で対処するほか、データスタジオヘルプセンターにアクセスして、必要な情報を探して解決するようにしましょう。

データポータルのシステムエラーを解決する5つの方法

続いて、システムエラーが起きた場合の、一般的な5つの解決方法を説明します。

対処法1.キャッシュを削除(スーパーリロード)する

データポータルでは、レポートのパフォーマンスを向上させるためキャッシュを利用しており、このキャッシュを削除することで、エラーが解決することがあります。いわゆるスーパーリロードする方法で、Windowsの場合は、Crtl + F5、Mac の場合は、Command + Shift + Rで対応します。

対処法2.指標を置き換える

データポータルのフィールドのひとつである「指標」を別のものに置き換えることで、エラーに対処できることもあります。データポータルと接続するGoogleアナリティクス、Google広告、YouTubeなどのデータセットからのデータは、すでに集計・加工されたデータになっています。例えば、データポータルでCTR(クリック率)などの Google 広告指標をリクエストすると、CTRなどの比率は、2 つ以上の値の相対的な大きさ(CTR=広告がクリックされた回数を広告の表示回数で割ったもの)という適切な集約タイプにすでに処理されたデータであり、こうした集計済みの指標を利用すると、エラーが起きることがあります。そのため、CTRではなくクリック数を使うなど、比率以外のフィールドを選択することで、解決することもあります。

対処法3.違うフィルタを適用する

任意の条件でデータを絞り込むことができる「フィルタ」を使用している場合、上記の「指標を置き換える」と同じ理由でエラーが起こることがあります。その場合はフィルタを解除する、またはほかのフィルタに変更することで解決できることもあります。

対処法4.エラーをスローする

例外処理を意味する「エラーのスロー」を行うと、解決することもあります。この場合は、事前に例外に該当するエラーを明らかにしておく必要があり、前述した方法で、エラーの詳細情報を確認しておきます。例外オブジェクトが作成された後に、「throw」キーワードで処理をします。複数の例外が発生する可能性がある場合は、例外をカンマ区切りで列記します。

対処法5.Stackdriverに記録する

「Stackdriver」(Google Cloud のオペレーション スイート)を利用して、エラーを記録することにでエラーの詳細がわかり、問題を解決できることもあります。Google Cloud環境下で、Stackdriver Error Reportingやスクリプトの例外ロギングを有効にしておくと、アプリケーションのパフォーマンスをモニタリングして、トラブルシューティングの実施やパフォーマンス向上などのサポートが得られます。

【内容別】データポータルでエラーメッセージが出る場合の対処法

「比率指標を集計できませんでした」とエラー表示される場合

前述したように、データポータルで利用する比率などのフィールドは、他のプラットフォームですでに集計・加工されたデータなので、このメッセージが出るのは、「集計済みの比率指標を使っては実行できないことをリクエストした」ということです。例えば、比率指標を含むグラフに、計算フィールドに基づくフィルタを適用したときなどに表示されます。比率以外のフィールドに変更して、対処するようにしましょう

「このデータソースが正しく設定されていません」とエラー表示される場合

ユーザー側の設定エラーとして「このデータソースが正しく設定されていません」が出る場合は、フィルタ設定を行っている場合に起こりやすいエラーです。フィルタで指定した条件が、リクエストとそぐわない場合に表示されます。この場合は、フィルタを解除・変更するか、レポート編集画面の右側の「データ」>「集計行」のチェックをはずすと解決します。

エラーが出るはずの計算式で更新してしまう場合

計算フィールドの計算式入力で、本来は集計値と非集計値は同じ計算式内で混在させることはできないのでエラーが出るはずですが、更新できるケースもあります。その後、改めてその関数を利用する場合にエラーが出て、対応できないことがあります。その場合は、キャッシュを削除した更新(スーパーリロード)を行うと、おおむね解決できるので、試してみてください。

まとめ:データポータルのシステムエラーが出たら、まずはスーパーリロードを

データポータルのシステムエラーにはそれぞれ原因があり、パフォーマンス向上のために利用しているキャッシュが影響しているほか、他のプラットフォームから接続した集計・加工済みのデータが、リクエストと合わない場合に多く発生します。エラーが出たら、まずはキャッシュを削除して更新するスーパーリロードを行い、それでも改善しない場合は原因を明確にして、上記を参考に対処してみましょう。

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