Looker Studio(旧 Googleデータポータル)をYouTubeアナリティクスに接続する方法&接続後にできること・指標を紹介

YouTubeに投稿した動画のパフォーマンスを確認するには、Looker Studio(旧 Googleデータポータル)とYouTubeアナリティクスの接続によるレポート作成をおすすめします。両者を連携させることで、複数のデータを1つの画面で確認でき、アナリティクスツールよりも詳細な分析が可能となります。また、デジタルマーケティングでは、YouTube単体ではなく、WebサイトへのアクセスやSNSフォロワーなども合わせた総合的な分析が必要です。Looker Studioは、YouTube解析も含めさまざまなプラットフォームのデータを1つのダッシュボード上に集約できるので、全体像をつかむのにも最適です。本記事では、Looker StudioとYouTubeアナリティクスとの接続方法や、分析できる指標、活用法などを解説します。

2022年10月、GoogleデータポータルはLooker Studio(ルッカースタジオ)に名称変更しました。当ブログ内で随時新素材へ変更中でございますが、記事内におけるLooker Studio(旧 Googleデータポータル)の説明内で一部旧データポータルのインターフェースが掲載されている場合ございます。ご了承いただけますと幸いです。

目次

Looker Studio(旧 Googleデータポータル)をYouTubeアナリティクスに接続する方法

最初に、Looker StudioをYouTubeアナリティクスに接続する方法について説明します。

YouTubeアナリティクスに接続する方法

まず、Looker Studio(旧 Googleデータポータル)にログインして、左上にある「作成」をクリックし、「データソース」 を選択します。データソースの中の「YouTube アナリティクス」を選択します。「Looker Studioに YouTubeアナリティクスへのアクセス権を許可してください。」と出たら、「承認」をクリックします。

続いて、以下の接続オプションのいずれかを選択します。

すべて

「すべて」 を選択すると、すべてのアカウントとアクセス権があるチャンネルのリストが表示されます。

マイチャンネル

「マイチャンネル」 を選択すると、現在の Google アカウントに関連付けられているチャンネルのリストが表示されます。

コンテンツ所有者

「コンテンツ所有者」 を選択すると、自身ががアクセス権を持つ全てのコンテンツ所有者のアカウントリストが表示されます。

Google+ ページ

「Google+ ページ]」を選択すると、関連付けられている Google+ ページからチャンネル データにアクセスできます。

アドバンス

「アドバンス」 では、チャンネルまたはコンテンツ所有者 ID を直接指定できます。

YouTubeアナリティクスの情報をメールで定期配信する方法

Looker Studio(旧 Googleデータポータル)と連携して分析したYouTubeアナリティクスのレポートは共有ができ、毎週火曜日、隔週金曜日などの設定で、定期的に対象者にメールで配信することができます。設定するには、レポートのオーナーまたは編集者である必要があります。スケジュールを設定するレポートを表示します。右上の「共有」をクリックして、「メール配信をスケジュール」を選択します。

「宛先」配信する相手のメールアドレスを入力。「件名」「メッセージ」があれば入力。「開始時刻」に配信日時を入力、「リピート」では、配信頻度を設定します。

カスタムをクリックすると、「毎週火曜日と木曜日」「隔週月曜日」など、任意の配信スケジュールを設定できます。

以上で、レポートの定期配信の設定ができました。

Looker Studio(旧 Googleデータポータル)をYouTubeアナリティクスに接続して分析できること

続いて、YouTubeアナリティクスとの接続で分析できる指標を紹介します。

視聴状況に関する指標

視聴回数や平均視聴率など、視聴状況に関して、以下の指標を確認できます。

  • 視聴回数
  • Average Watch Time (平均視聴時間)
  • Total Watch Time (合計視聴時間)
  • 平均視聴率

動画属性に関する指標

動画のタイトルや長さ、URLなど、以下の動画属性も確認できます。前述の視聴状況と合わせて分析することで、「動画タイトル別の平均視聴率」や「動画のサムネイルごとの視聴状況」などをレポートできます。

  • 動画タイトル
  • 動画の長さ
  • 日時
  • 日付
  • 動画のリンク(URL)
  • サムネイル (画像)
  • サムネイルリンク (URL)
  • 画像リンクサムネイル
  • ライブ配信動画か否かの判定

ユーザーからの評価に関する指標

ユーザーの評価も確認できます。これらの指標も、動画属性や視聴状況と組み合わせることで、「視聴率の良い動画は好評価数が多い」「長い動画は共有数が少ない」など、欲しいデータの分析が可能となります。

  • 動画から削除された高評価数
  • 動画から削除された低評価数
  • 動画に追加されたコメント数
  • 動画に追加された高評価数
  • 動画に追加された低評価数
  • 動画の共有数

ユーザー行動に関する指標

評価だけではなく、ユーザーの行動も細かく分析できます。

  • ユーザーが削除した登録チャンネル数
  • ユーザーが追加したコメント数
  • ユーザーが追加した登録チャンネル数
  • 再生リストに追加された動画数
  • 再生リストから削除された動画数

情報カードに関する指標

「情報カード」とは、動画の途中にメッセージやURLを掲載することができる機能ですが、ユーザーのクリック数などの反応も確認できます。商品PR動画で、販売サイトのリンクを情報カードとして挿入した場合、どれだけ販売サイトへ遷移したかなどもわかります。

  • 情報カードID
  • 情報カードのクリック数
  • 情報カードの表示回数
  • 情報カードのタイプ
  • 情報カードのティザーのクリック数
  • 情報カードのティザーの表示回数

アノテーションに関する指標

「アノテーション」は情報カードと同様に、動画中に挿入できるクリック可能なテキストやエリアのことで、チャンネル登録や動画共有を促す、長時間動画の目次表示、関連動画などへのリンクなどとして活用されます。アノテーション属性に加えこれらの成果なども、Looker Studio上で分析することができます。

  • アノテーションID
  • アノテーションタイプ
  • アノテーションのクリック数
  • アノテーションのクローズ数
  • アノテーションの表示回数
  • クリック可能なアノテーションの表示回数
  • クローズ可能なアノテーションの表示回数

まとめ:Looker Studio(旧 Googleデータポータル)とYouTubeアナリティクスを接続して、分析を効率化しよう

Looker StudioにYouTubeアナリティクスを接続すると、YouTubeアナリティクスではそれぞれのデータを別々に確認しなくてはならなかったのが、1つのダッシュボードで可視化できるので、作業の効率化につながります。また、他のプラットフォームと連携することで、YouTubeだけではなく、Webサイトや広告、SNS施策などの指標と合わせて分析ができ、効果的なデジタルマーケティングを実現します。ぜひ、活用してみてください。

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